椎の大木伐採

小さいころから親しんだ椎の大木を倒しました。高さ15メートル程で大きく張出した枝葉が畑に大きな影を作っていたので、思い切って伐採しました。椎の実はやや細身のドングリで炒って食べると甘みがあります。懐かしさと感謝と生きるものへの尊厳に、自然と手を合わせました。

専門業者はクレーンで枝幹を釣りあげ、高所作業車に乗ってカットしますので数人での大作業となります。また伐採クズはトラックで処理場まで運搬します。幸いなことに今回は、大木を倒すスペースがあったので、昔ながらの方法で根元から切断する方法が選択可能です。とはいえ、倒す方向を間違えれば隣接する建物を壊したり、自分の身に危険を及ぼす大きなリスクがあります。一人作業はもしもの時に助けも呼べません。

というわけで、慎重に何度も確認をしながらチェーンソーで倒す方向にクサビ形に切込みをいれていきました。そして、反対側斜め下方向にチェーンソーを入れ替えカットしていきましたが、うまく倒れるまでは本当に緊張感の連続でした。今回は達成感より、ケガせず無事終わってホッとしたという喜びでした。林業伐採作業のYou Tubeを何回も見、STIHLの教本で理論を学び、約10本以上の安全伐採作業経験の成果ではありました。

枝葉はチッパーで粉砕し腐葉土(や堆肥)にしてリサイクルします。3年程かかります。
やや太い枝は、長さ30㎝程度の丸太状にカットして、石窯やストーブ用の薪にします。これも3年程乾燥します。直径1メートル程の幹はイスやテーブルの材料かな、残りは大仏でも彫ろうかな。

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